反省〜何があっても自分の責任だから
昨日は1万円の仕事をした。
はっきり申すが、いわゆる「下請け仕事」だ。
とあるブログにはレッドオーシャンが云々なんて書いたが、今はそんなこと言っていられない。資金がためられる仕事であればどんな仕事も着手する。
もちろん、現在の顧客様の案件をいちばん大切にしていくことが最優先。
しかし、私の妻や両親も自分にとって大切な「顧客」だ。(語弊があるかもしれ無いけれど)なりふりかまっていられない。
さて、なぜ今こういう状態になったのか改めて振り返ってみる。
「PDCA」というワークサイクルがあるように、過去の反省が無くては同じ轍を踏むだけだ。改めて振り返りたい。
私は昨年5月に会社を退職したと同時に独立。おかげさまで起業することに成功した。会社員と並行していた5月まではパンフレットなど案件もいただき、会社有給休暇中には、月商が当時の月収を軽く超えたのだ。
「よーし、この調子でガンガン成長してやる!」
と、ここまではよかった。
しかし、ある時を境に依頼がぱったりと止んでしまう。
焦った私は創業からお世話になっている敏腕経営コンサルタントからコンサルを受けた。
しかし、ビジネスモデルのフレームワークを組み上げただけで、実践まではほど遠い状況にいた。
セミナーなどのノウハウが全くない私は0からセミナーの勉強をしたりして、ブログも0から組み上げている状態。パワポも作ったことが無い。
起業家の中では「当たり前でしょ」と言われることが私には無かったのだ。
当然時間だけが過ぎていく。
それだけではない、
お金がどんどん無くなっていくのだ。
びっくりした。200万円あった資金が
7月には80万円を割り込んだのだ。
決して散財した訳ではない。しかし、浪費にあたる部分が少々あったのも事実。
これは大いに反省すべきことだ。
経営コンサルタントのアドバイスの実践もままならないまま、焦ってしまう。
そしてある時から名刺の案件がいきなり殺到し、大量の仕事に追われる。
目の前のことばかりに追われ、顧客関係がガタガタに。
「メルマガが必要でしょ!?」「会員制ビジネスにして関係性をつながないと」
そのたびそのたび着手するも、限界が来て挫折。
着手しては続かない…目の前に追われる…が延々と続いた。
積み重ねがまったくないまま、ついに今年の2月、資金が底をつく。
ショートする訳にいかないので、クレジットカードからキャッシングしてしのぐ。
3月に大口顧客様からご依頼があったのでそれに賭けたのだ。
が、
私の提案が甘く見透かされ、ものの見事に破談になってしまったのだ。
その瞬間、絶望した。
4月6日の国民政策金融公庫とクレジットの引き落としまでに資金調達が間に合いそうも無いことがわかり、事実上、資金がショートすることになったのだ。
3月31日、私はFacebookで敗北宣言をした。
私は一度負けたのだ
それまでFacebookではいくら負けの状態になっても決してそのそぶりは見せなかった。
負けを認めない往生際の悪い、器の小さい男なのだ。
取るに足らないプライドで必死に自分を見繕い、自分を奮い立たせていた。
しかしふたを開ければ
月商レベルで会社員の手取りの給料の半分以下のような月が続いたのも事実。
自分のショボさに自分の「自信の砂上楼閣」がくずれていきながらも、
体裁だけ整えていたのだ。
今思えば、情けないことこの上ない。恥ずかしくて…恥ずかしくて…
もう、負けを認めよう
そこからたったひとつのサボテンしか無い「KILLING FIELD」を歩むのだ。
以上、これまでの経緯をダイジェストでお伝えしたが
これはすべて私の責任だ。
「何があっても自分の責任」
たとえ雨が降っても、爆弾が降ってきても、
顧客様との信頼関係を失ったり、妻を悲しませてしまうのは
すべて自分の責任。
お金がなくなったのもすべて自分の責任だ。
この言葉を流血するほど自分に刻み付ける。
まずはそこからだ。
今日は七夕。七夕に重い話をしたが、絶望している訳ではない。
いつもこの写真を見て心に刻み付けている。
そう、この写真を。
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